田中信一 (たなか しんいち)
Profile

1948年生まれ。
1969年、クラウン・レコード入社。レコーディング・エンジニアとして「かぐや姫」、鈴木慶一「ムーンライダース」、細野晴臣「ティンパンアレイ」などの録音に携わる。
1977年に独立してフリーランスとなって、CM音楽や映画音楽にも積極的に関わるようになり、1982年に「株式会社スパーブ」を設立。以後、CD制作から舞台公演、各種イベント、音楽スタジオのプロデュースまで活動の幅を拡げる。
一方、音響設計についての造詣も深く、これまでに建設を手がけた音楽スタジオも数多い。
レコーディングを手がけたアーティストは、坂本龍一、細野晴臣、大貫妙子、山下達郎、矢野顕子、井上陽水、松田聖子、福山雅治、小野リサ、他多数。
また、最近では映画音楽やテレビドラマを手がける機会も多く、大島ミチル、服部隆行、久石譲、加古隆ら、名だたる作曲家によるサウンドトラックを担当、まさに今日に至る日本の音楽史を支えてきたレコーディング・エンジニアである。
「オーケストラ作品」としては、『戦場のメリークリスマス』(坂本龍一)をはじめ、『銀河鉄道の夜』(細野晴臣)、『千と千尋の神隠し』(久石譲)、『博士の愛した数式』(加古隆)、『眉山』(大島ミチル)などのサウンドトラック盤や、テレビドラマ『白い巨塔』(渡辺俊幸)、『華麗なる一族』(服部隆之)、ミュージカル公演『オケピ』(服部隆之)などのレコーディングを担当している。

(各分野での作品リスト参照)