#20 Professional用マイク [マイクロフォン]

今日の天気 : [ ]
�c��
田中です。
今日は都内の音楽スタジオでよく使用されるマイクロフォンを紹介しよう。
一般的にプロ用と呼ばれるものは、全てオールマイティな用途として使用できる程のクオリティ、性能を備えているといっても良いだろう。ある意味どれも優秀なマイクであるからね。
ただしルーム・アコースティックや楽器などの条件に応じてエンジニアのイメージで、FETを使うのか、真空管(TUBE)を使うのから始まって、使用するマイクを決定していくのが面白いのである。




ポップアップして拡大表示する

無指向性のマイクは音が良いので、条件が良ければ無指向性で使いたいものだけれど、空調設備の環境も含むルーム・アコースティックを考慮すると、その条件は厳しくなるね。これらのマイクはその指向性をスイッチで切り替えられるものが多いが、どちかというと録音スタジオでは単一指向性で使用することが多いかもしれない。逆に無指向性はルーム・アンビエンス自体を録ることに使うこともあるね。
私が経験したりする中で、都内ではこれらのような用途に使われる傾向があるが、だからと言ってこれだけの使用用途ではないことを忘れてはいけないね。
またヴィンテージものも多いので、都内のスタジオにはそれほど本数が存在しないものもあるし、毎回必ず用意できるとは限らないのも実際の話なんだ。
この中で、私が最もよく使用しているものを挙げるとしたら、ショップスのCMC55UかCMC56Uというところかな。弦、ピアノ、ハープ、木管などクラシカルな楽器の収録時に非常によく使っているし、オケのワンポイント録りとしても使っている。ある意味、一番好きなマイクだし、私のメインマイクといっても過言ではないかもしれないね。帯域が広いことが一番の理由なんだけど、1970年代に発売してから、三十数年以上、現在に至っても愛用しているよ。
最後に当然のことながら付け加えると、優秀なマイクを使ったからと言って必ずしも音が良く録れるとは限らないということ。トータルな総合力が音のクオリティに影響してくる訳だからね。