#25 音楽ミックス作業について1 [音楽CD Mix]

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大島です。昨日、今日と二日間で音楽ミックス作業を行いました。先生は近年映画やドラマの音楽の録音、ミックスを担当する事も多く、この場合、一日で20曲から30曲という数のミックスを行うことも多々あります。基本的にミックス作業でのアシスタントの仕事は、トラックダウンや、マスターのデータ管理、ミックス中に使用するアウトボードの結線や、パッチになります。塾のスタジオではプロツールスでの内部ミックスになるため作業の中心はトラックダウン後にマスター用のフォーマットでデータを書き出し、マスターのフォルダにデータを納めていくことになります。近年多くなってきているプロツールス内部で完結するミックスの場合、人とソフトを結ぶインターフェイスがキーボードとマウスのみとなる為、これらを完璧に使いこなす事が重要で日頃から一つでも多くのコマンドを覚え、ミスを無くす事が大切になってきます。アナログレコーダーや3348などのレコーダーとアナログコンソールの組み合わせでのミックスが中心の時代は(今でもこの組み合わせはありますが)レコーダーの操作からコンソールへの立ち上げ、アウトボードを積み上げ結線し、レコーダーの操作を間違えたら録音物が消えてしまう状況の中、ミックス中も非常に緊張感をもって作業が行なわれていたようで、その時代に比べるとミックス中にアシスタントの行う仕事は減っているのかも知れませんが、そのかわり一秒でも作業が早く進むようPCのシステムを中心に知識を付けて、緊張感を高める事が重要だと思っています。実際、今回の作業のように曲数が多くなると一曲あたり数秒短縮する事でもトータルの作業時間を大幅に縮める事が出来ます。これはスタジオとしての評判やアシスタントとしての評価にも影響してきますので、常に注意していきたいと考えています。
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